伊勢神宮に奉納される絹
そんな絹を作ることを生きがいに
養蚕する齢90歳の方が
この愛知にいる
私たちが天蚕のクヌギを借りる
新城の海野さんだ
その姿勢を学ぶため
この新城には4月になってから
度々訪れるようになった
そんな訳で昨日
その蚕さんがどうなったか伺うと
いよいよ
お蚕さんが5齢の準備を始めていた
私たちも少しお手伝い。
。。。
という程のことはできず
手狭くなった
場所を広げました。
「虫がだめ」
という方でも
触って広げれる
不思議。
そんな魅力がお蚕さんにはなぜかあります。
そして大きくなったお蚕さんの食欲に驚かされました
食べ終わった
餌の山。
今からこれの倍にも三倍にもなるんだとか!?
今年に入って食べた桑の木
これすべてです。
そして上蔟(繭になる準備)
をするまでに
生い茂るこれらの桑
全てが必要ということ
今年は諸事情があって
足りないくらいかもと
心配なんだそうです。
毎朝このトラックいっぱいに
なるまで餌を運ぶようになるとのこと。
(この写真はまだ半分くらい)
これだけの桑があっても
4万頭飼育できない。
着物にして
15反に届かないくらい。
絹のありがたさ
そして飼育の大変さが身にしみます。
桑のすぐそこに
らっきょうが植えられていました。
無農薬でしか栽培されない
(農薬があるとお蚕さんが死んでしまうため)
桑畑だからこそできる
無農薬の野菜。
その周りの環境含め
感心することばかりです。
ちなみに先ほどの餌とフンの残骸は
こうして桑畑にかえされて
天然の素敵な肥料となるそうです。
みごとなサイクルが
お蚕さんの周りにはあるようです。
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