アラビカは有名だから分かりそうですが、リベリカは全然メジャーじゃないですよね。
とうことでリベリカの話をする前に、コーヒー豆のことを少し。
コーヒーの三大原種というと、
・アラビカ・カネフォラ・リベリカ
の三つ。カネフォラ種は、みなさんロブスタという品種名を使っていますのでここではロブスタで統一します。
アラビカ種
コーヒーっていうとだいたいどこの豆屋さん言っても、ブラジルとかケニアとかコスタリカとか生産地名で販売されていることが多いですよね。
おそらくそれら全てアラビカ種。
もちろんその中でも色々な種類がありますが、どれもアラビカ種ということになると思います。
ロブスタ種(カネフォラ種)
じゃぁロブスタ種はというと、ストレートのコーヒーには向いていないらしく、ほとんどそのまま飲まれることはありません。香りと苦味があることからアラビカ種と混ぜるなどして、缶コーヒーやインスタントの原材料として使用されることが多いそうです。ロブスタ種は比較的低い土地でも育つので、アジアの低地で時々栽培が見れました。
以前ジャワ島の真ん中あたりのコーヒー農園に行った時は、標高が600mくらいだったのでロブスタ種を栽培していました。
リベリカ種
で、リベリカは???
これは私もつい最近まで知りませんでした。
それもそのはず。
世界のコーヒー流通量の1%にも満たないんだそうです。
だから全然コーヒー三大原種じゃないです。
ちなみにアラビカとロブスタの二種で世界流通のほとんど100%を占めて、その二つの割合は7:3くらいらしいです。
リベリカは、元々はアフリカのリベリアが原産。
このコーヒー豆の木は比較的低地で栽培が可能らしいですが、木は結構大きくなるんだそう。
まだまだ品種改良も進んでおらず、ばらつきも多いとのことで、なかなかの農家困らせのコーヒー豆。
リベリカ豆をラオスで入手
実は世界の流通1パーセントのリベリカ豆ですが、ラオスで栽培している農家さんがいるんです。
しかも完全自然栽培。
それがビエンさんのコーヒーファーム。
先日その自然栽培コーヒーファームに行った時にアラビカがなかったのでリベリカを入手することに。
ビエンさんのコーヒーファームの記事はこちら。
行った時はまだホワイトビーンだったので、殻をむいて欲しいってお願いしたら
足でギッタンバッたんと殻をむいていきます
剥けた皮をパッパッと飛ばして
ハンドピックで質の悪い前を取り除いてくれました。そうなんです、先ほども述べた通り、アラビカのように品種改良が進んでいないリベリカはそのぶんバラツキが多いらしいのです。だから生産者にとっては中々大変なコーヒー豆。
リベリカのお味は?
ということで焙煎もしてもらい、無事にコーヒー豆をゲット。
実は最初飲んだ時は、なんだか癖の強いコーヒーだなぁ〜ってあまり好きになれませんでした。アラビカ慣れしていたんでしょう。
で、今回アラビカが無かったので、リベリカを飲むことになったのですが、これが結構癖になります。同じような焙煎なのにアラビカよりかなり香りも独特でフルーティー。
アラビカ慣れしてると癖が強く感じるのですが、ハマってしまいました。
日本には生豆のまま送ってますので、ら・そらさんがどのような焙煎をするのか楽しみです。
来年ラオスコーヒーが飲めるイベントを開催
さて、そんなラオコーヒーを飲める機会を来年1日限定で設けます。
新年の2月21日13:30〜には愛知県の安城市にある丸杉で
JAZZと珈琲〜挽きたてコーヒーとジャズライブ〜
の催しを開催する予定をしております。
2月21日(日) 13:00〜15:40 大人3000円(珈琲1杯つき) 高校生以下 800円(珈琲含まず) 小学生以下 500円(珈琲含まず) 場所:愛知県安城市御幸本町7−15 丸杉ビル1階 詳しくはまた後ほど告知をします。
ラオスコーヒーは同じく安城一美味しいと思う焙煎をしてくれる、ら・そらさんが焙煎。
途中でラオスからライブ参加してラオスの紹介をする予定です。
当日はプロジェクターなどでラオスの活動の様子み見れますので、お近くでお時間ある方、是非お越しください。