数日前にベトナムに行って来ました。
ベトナムには古くから漢方が根付いていて、市場などでも多く見かけます。
実はそんなベトナムには、国立の鍼灸病院があるとのことで訪ねて来ました。
とその前に、これが北の町サパの市場で売られている数々の漢方薬。
残念ながら言葉もできず、全く理解できませんでしたがその多さに驚かされます。
少し山を越えれば中国南部。
色濃く影響を受けているのでしょうか?
それともベトナム独自で進化しているのでしょうか?
そう言えばラオスでもビエンチャンの市場でこれの古いのを見かけるのですが、ベトナムから入っているのかもしれません。使用するのはベトナム人だと言っていたのを思い出しました。
国立の鍼灸病院へ
ということで本題。
国立の鍼灸病院へやって来ました。
もともとこちらに伺う予定はなかったものの、偶然お邪魔できることになり、せっかくなので見学させていただきました。
まずはずらっと並ぶ薬剤部
先生が診断に西洋医学のカルテと触診を元に処方を決めるんだそう。
MRIなどの診断結果など非常に多くの数値を読み取り、処方を決めていました。
もちろん数値だけでなく、触診や体の傾きなんかもみての判断。
陰陽のマークが書いてありましたが、まさにその考え通り。
西洋医学と東洋医学を上手にミックスして、判断していることに驚かされます。
また、西洋医学の医者が診断結果を全て簡単に渡してくれるとのことで、そのあたりも漢方が西洋医学と混ざりやすい理由なのかもしれません。
漢方医がカルテを読めることにも驚かされました。
「髪を黒く保つのにいい漢方薬です。」
などと少し説明もしてくれました。
基本は中国の漢方を元に発展しているそうです。
次に向かったのは、個室の診察室。
ここで先生とマンツーマンで触診し、鍼灸を施します。
若い先生ですが、とっても気さくで優しい先生。
診察室の手前にあるのは、なんとマッサージ屋のポスター。
実はこの病院。
鍼灸医・ハーブサウナ兼マッサージ・漢方薬局・食堂
が混ざった国立病院。
それぞれ単独でも利用できるそうで、サウナに入りに来ているお客さんや食事だけ利用しにくるお客さんもいるとのことでした。
漢方薬だけもらいにくることもできるそうです。
ハーブサウナ体験
ということでラオスでサウナを気に入ったことから、ハーブサウナを体験してみました。
先日ラオスで体験したハーブサウナと違い、こちらは湯船が2つとサウナ室が一つ。 マッサージ用ベットもあり、コースが決まっていました。 1.まずは、薬草風呂(ぬるめ)に10分ほど浸かり、生姜湯を飲みながらリラックス 2.次に熱めの薬草ジャグジーバスに10分ほど 3.その後は足を生姜湯につけながらスチームサウナ 4.サウナから上がったらシャワーで流し(勿体無い?)マッサージを施術 5.マッサージの最後にも薬草ボールで体をふきながら温める 6.暑い薬草タオルで体をパタパタして終了 7.最後にぬるめのお茶とお粥・バナナを食べさせてくれます そんな約2時間のコース
やはり体ポカポカ。体が楽になります。日本では温泉がありますが、南国では薬草サウナや薬草風呂があっているかもしれません。
そんな訳で偶然行かせて貰えた国立の鍼灸医院。
ベトナムの医療への考え方が少しわかり大変勉強になりました。
洋の東西を問わず、いいところを柔軟に取り入れる姿勢は見習うものがありますね。
ベトナムも素材の宝庫。また落ち着いたらベトナムに来たいものです。
ちなみに農場からは車で7時間でフエにいけるので、近いものです。
※<ベトナム移動に際して>
本体験は少し前にベトナムに行った際の体験です。
コロナウィルスの影響により、3月17日現在はホテルなどの宿泊施設の利用が困難だったり、お店を閉めていることが多かったりするらしいです。
私が行った際は全く厳しくなくすんなり入国〜滞在だったのですが、今は入国も審査など厳しいことがあるようです。ベトナム行かれる方は十分に外務省などの情報を見て判断されることをオススメします。
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