ラオスのお供え物の定番・カオトム作り

カオトムって何?

 

カオトムとは、もち米(カオ)をバナナの葉っぱで包む(トム)料理
ラオスでバナナの葉は色々なところに使われます。
防腐効果もあるので、ご飯を包んだり、
魚や肉の発酵食品を包んでるのもバナナの葉っぱ。
森で果物をとった時に袋の代わりに使うのもバナナの葉っぱ。
豚を捌くときのシートがわりにしたり、料理の配膳がわりにしたりもバナナの葉っぱ。

でももっともよく見る使い方が、このカオトム作りじゃないでしょうか?
祭りの多いラオスのお供え物。
お葬式の際も女性陣がみんなでカオトム作りをやってます。

先日は特に祭りでもお葬式でもなかったのですが、ウォンさんから奥さんがカオトムを作ると報告を受けたのでカオトム作り体験してきました

カオトムの作り方

材料はご覧の通り。
バナナ・バナナの葉っぱ・お米が基本
今回はお米にササゲの豆が入っています。
手に入ったらココナッツや砂糖を入れたりもして、季節と家庭の味があるようです。

ここにバナナを置いて、さらにもち米を。もち米は洗米しただけのものです。

この程度。
これを上手に折りたたんでいきます。

せっかくなので体験してみましたが、意外と難しくて、「座ってたらいいよ」って全然ダメだったみたいです。
この段階ではただ折り曲げてるだけなので適当に持つと崩れてしまいます。
なのでこれをもう一度

バナナの葉っぱで包んだら、いよいよ火にかけるようです。
今まで蒸すのかな〜と思っていたのですが、なんと

この容器にそのまま入れて、中に水をたっぷり。
8分目くらいまで入れていました。
あとはこれに蓋をして火にくべるだけ。

なのですが、火にかける時間を聞いてびっくり。
なんと4時間。
火のお守りも大変です!

4時間後、無事に完成!
バナナの皮の色と香りがもち米にも写っています。
お味はとっても優しい味。

個人的にはポトンと落ちたココナッツ入りがベストに美味しいですね。
日本ではなかなか味わえない、現地ならではの食です。

以上、本日はラオスの定番のお供え物の作り方でした。
秋分の日が過ぎてしまいましたが、おはぎの代わりのようなものでしょうか。

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