ペイズリー模様、リバティプリント、ペルシャ更紗、バティック、日本更紗・・・。
ヨーロッパからインドネシア、日本に至るまであらゆる国の伝統模様に影響を与えた原点。それがインド更紗です。
なんとその起源は紀元前3千年とも言われ、古代エジプトやローマの貴族も愛用していたと言われています。
特に大航海時代に世界的な交流が盛んとなり、様々な国の人が影響を受けその国独自の更紗柄が生まれたと言われています。
そして現在も、日本の着物からヨーロッパの洋服に至るまで世界中の生地を作り続けています。
そんな更紗の原点であるインド更紗は、今尚一つ一つ手でプリントされています。
その手法は、カラムカリとブロックプリントとの主に2種類あるのですが、今回はブロックプリントをご紹介します。
木版と呼ばれる手で掘り上げた型(これがまた味があってとってもいいんです!)を生地に押していく。
・・・ことの繰り返しだけなのですが、これがまた素晴らしい!
何せ数メートルの生地を僅か20㎠程度の木版で押し続けるのですから。
ゲージもなく繰り返し押される職人の勘は本当に見ものです。
勿論この技術だけでなく、それには下処理やら何やら長年培ってきた確かな手法があっての上のことなのです。
その工房の命とも言える木版柄で作られたインド更紗を是非ごらんください。
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