今日は朝からウォンさんと生薬トーク。
今後日本でラオスのシルクとハーブを使ったワークショップやサロンなどもやってくので、より具体的にどんな生薬が欲しいか分かってきたのでそのあたりを聞いてみた。
先日も書きましたが、まずは高分子シルクとラオスの自然栽培ハーブでつくる最高に贅沢なハーブソープ作りのワークショップを開催します。詳しくは先日の投稿をご覧ください。シルクソープワークショップ開催決定
ラオスの生薬たち
そんなわけで、メリッサグラスやカンキョウ、こぶみかんにモリンガ。タマリンドの葉っぱに黒生姜。ポンツクショウガにキンノイ生姜などなど、ほしい生薬を列挙してウォンさんに尋ねてみます。
農場にも植えてるのが多いですが、村の状況を教えて頂戴。
すると予想通り
「全部あるよ。」
とのことで一安心。
なぜあるか?っていうと、常日頃食べれる植物だからなのです。もちろん生薬としても認識していていて、
例えば頭がふらふらするときや産後は
「メリッサグラスの蒸気を浴びる」
といいというのだ。
ポンツクショウガは口でかみ砕いたあと、赤ちゃんの頭や腹に塗って息を吹きかけてあげると便がよく出るとか。魔除けにもなると言われていて、願掛けな部分もありそうです。
全部自分たちのための生薬なので少量しか作ってないとのことだけれど、その分、確実なものを提供できると信頼しています。
半径5mの生薬たち
そんなわけで朝から生薬話に花が咲き、ウォンさんが乗り気になってきました。
で、玄関回りで話していると、あれも生薬だよって立ち上がり手にした草がこれ。
どれが?って思いました
写真にのってるの全部生薬です(笑)
が、まずは右の方の葉っぱ
こちらはなんと傷口を塞ぐ雑草。
これともう一つ別の草(これも農場にあるのですが少し遠いところなので割愛)を水にまぜて、その水を傷口にたらしこむんだとか!?すると傷口がふさがるっていうのだから驚きです。縫合ができない場合はそれで代用するんだとか・・・
で、これもこれも。とお次はこちら。
上の方のがそうですが、下に見える丸い葉っぱも生薬。
上の方の葉っぱは蛇みたいな草という名前。
この状態は小さいですが、1mくらいまでニョロッと出てきて、実というか花というかが蛇の頭みたいになるんです。しかも触れると痛いので蛇草。
こいつは全身使うのですが、根っこも葉っぱも乾燥させて焙煎してお茶にして飲みます。すると腰痛が直るというのだから不思議。
ちなみにこの生薬はベトナムでもよく知られているんそだそう。
ノってきたウォンさんがスコップをだし掘り出したるはこの葉っぱの根っこ
実はこの葉っぱは歯磨き草としてウォンさんの愛用の草。葉っぱを細かく裂いてクシュクシュにして葉を磨くと綺麗になるんだそうです。
でも今日はこの根っこ
こいつをお酒につけるといいんだそう。
チンキってことかな?親油性の成分が特に効くのかな?
いっぱい聞きすぎてこれが何にいいか忘れてしまったが(笑)とりあえずラオディというラオスのラムにつけてみました。
また効能は確認しておこう。
で、ほかにもあれやこれやと玄関先の周り5mだけでも生薬はその数10種類以上。ほんとびっくりするくらい多くの生薬がひしめいています。
雑草なんて言ってちゃかわいそう。
いやぁそれにしてもよく知ってます。
が、ウォンさんでももうあんまり知らないというんです。
タオ(老人)はもっと知ってるというのですから、その知恵に授かりたいものです。
その際に話しながらやっぱりドクダミを食べるって話がでました。(これも庭先になってます)
ラオスの人はドクダミを生でよく食べます。ヌードルと一緒に、肉と一緒に付け合わせはドクダミ。
でラオスの人の間ではドクダミがこびちゃんに効くってことで感染者が少ないのはドクダミやメリッサグラスなどなどのお陰だってことでした。
ちなみにドクダミはA型インフルエンザに効くってレポートが本当に出ています。
まぁこんな生薬だらけの食事してたら免疫ありすぎでしょ!
きゅうり味の雑草を食べてみた
そんなわけで最後はこの素敵な笑顔のショートムービーをお届け
私のお気に入りの雑草。
きゅうり味の雑草。
マックテーンタマサー(自然のきゅうり)と冗談で読んでる草です。
いや、これほんときゅうり味がするんですよ!
ウォンさん曰くレモングラスなどと細かくきって、炒めてご飯のおともにもなるそうですが、これは今度試してみよう♪
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