サワディーカッ
所変わってタイに到着しました。
バンコクを早くも後にして、東北地方イサーンの玄関
パクトンチャイに来ました。
今回は以前からいい生地だと注目していた生地を確実なものにするために、そしてよりクオリティーを確実にするために、研究所にやって来ました。
以前もそのような記事を書いた気がしますが、こちらは基本的に農家が生地を織るところがほとんど。
だから天候や体調、農作物の出来などいろいろな要素によって、そして何より勘に頼っているのでクオリティーが違ってしまうこと多いそうです。
そんな勘を数値化し、その村のできる内容を増やし、守るのがこの研究所の役割。
写真の男性がその先生。
大学の教授であり、染織りの研究家。
よりを入れたり
草木染めの違いを数値化したり
正確なモノづくりをしています。
そこで早速
私たちの作りたい内容を話し、
生地のサンプルを見せ
すると突然の訪問にも関わらず今からいいところに案内してくれるとのこと。
車で走らせること30分。
到着した先でいろいろな生地を見るも、
残念ながら思った生地に出会うことがなく、
この生地とってもいいんだけど
惜しいんだけど・・・
少し横が強く
もう一つなにか・・・
で、この生地を
ジーーーーっと眺めながら
糸のことを聞き
織のことを聞き
染めのことを聞き
う〜〜〜ん
どちらにしてもサンプルを作ってみなけりゃ分らない
そんな想いに至った時
あ!
と発見
これだ!!
(上の生地の方が綺麗に見えるのは私の写真の技術不足)
糸の本数、よりの具合、生地の光沢感、そして風合い。
求めていた以上の生地感!
これがいいですと伝えると
作り手が嬉しそうな笑顔。
自分もこの生地が好きでジャケットにしたんだけど、求められるのは均一な色ばかり
(ちなみにジャケットは洗濯機で洗っているそう。)
藍染なので色落ちはしますが、その落ち具合もいい感じ!
だからこの生地がいいと言ってくれるのは嬉しそう。
で、早速オーダー。
完成は2ヶ月後かな?
先生もついているし心強いです。
こんな感じです!と先生に伝えると
こんな感じの色でもできるよ〜
と。
さすが先生。頭の回転が早く、私たちの求めているものをすぐに理解。
「それでは先生色々と色を作ってみてください。」
と伝えると研究熱心な先生も嬉しそう。
最後にこちら名物もち米ちまきをいただきました。
縦も横も生繰りの黄色繭の絹。
もちろん手織。
本当に風合いがよかったので完成が今から楽しみです。
幸先いいタイのスタート。
明日はまたパクトンチャイの別のファクトリーへ行って来ます。
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