素晴らしい結果と残念な結果に

さて、期待と不安でいっぱいの朝
早速アリリちゃんとワワンさんがお出迎え
工房ではいつもの腕利きの職人さんが黙々と作業中
彼女の工房は少数精鋭
いつもの3名が黙々とバティックを仕上げています。
同じ職人さんなので意志も伝わりやすく
技術も信頼できます。
そんなところも彼女の工房のいいところ。
さて工房の横の部屋で
まずは前回までのオーダーの確認。
チャップに手描きに
綿に絹に
日本からの帯地に
と色々なオーダー品が残る中
一体どれだけのバティックが完成しているんでしょう?
ムガの上に施したバティックはと広げると・・・
うん!
いいじゃないですか。
ムガシルクの生地の色味が混じり
渋い色がオーダーの色より雰囲気を醸し出しています。
実は、この生地と色のバランスがとっても難しく
作る本人でも予想がつかないそう。
そんなわけで色選びは慎重に慎重を重ねるんですが、
それでも後は出来てみてのお楽しみ
今回のムガシルクは良かったんじゃないでしょうか。
渋い色が好みの方にはぴったり!
次にちらっと見えた生地
これいいじゃん!!!
と広げると
うわぁ
流石
と感嘆の言葉がつい
インドネシア広しと言えども
このクオリティが出来るのは数名だとか
それが”0″番
チャンチンの細さが最も細い道具で、そんなチャンチンは売っていないためオーダーするのだとか。
0番クオリティはとっても時間がかかるのですが、
(この帯で1年以上待ちました)
その分とっても綺麗!
さらにさらに違う生地を広げると・・・

 

これもいいじゃん!!
となったのですが・・・
いや
待て
ど、動物の向きが・・・
お太鼓なのに下向きに・・・
これはかなりのショック
せっかくいい風に仕上げてくれたのに。。。
本当に残念でなりません。
こんな風に仕上がりを確認するだけでも中々時間のかかる作業。
(他にも色々といいのができていますが、全部の公開は割愛しますので是非お店で見てください。)
予想を上回る出来と残念な結果が交差した午前の出来事。
もっと大変なのはオーダー
さぁお昼を食べてオーダーの開始です。

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