蚕室作り
今回はラオスにあるもので、なるべくお金をかけず、どのような施設ができるかの試行中
メインに選んだのは、草葺き屋根と、ブロック壁の併用。
屋根:今のところ屋根の熱が最も難敵。
屋根が熱を持つと熱射が室内を熱くして、こもってしまう。
今までラオスで最も涼しかった屋根。それが草葺き
さらに母屋をラオス人もびっくりの2mとることで熱がこもる上部の空間を大きくとった。
屋根の組み方は日本では見ない組み方。なんだか面白い。
壁:蚕室なので壁は必須。
自然の上に施設を立てるので、アリや虫がどうしても多くなる。
また外壁と内壁の間に空洞を作るとネズミや鳥、トカゲの住処になってしまう。
なので壁はセメントでしっかり固めた方がいいとの結論。
こうすることで、突風による砂の舞い込みも少なくできる。
レンガ造も考えたけど、ウォンさん曰く、レンガの方が熱がこもりやすいらしい。
日陰にしてヒンヤリするのはやはりブロックらしいのでブロックを採用した。
さらに南と西の太陽の熱がとても強いので、壁に熱がこもらないよう屋根を地面まで持って行った(左側)。東西北は庇をつける予定。
こうすることで熱が壁を熱することなく、さらに空間を作ることで暑さから守ることができる。
竹を地面までつける手法もラオス人は驚いていた。
フォルムは結構気に入っているので、このまま用途を上手に満たしてくれることを期待する。
それにしてもウォンさんは本当になんでもできる。
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