食べれるキャッサバから作るタピオカ粉
いよいよ最終段階です。
沈殿したタピオカ粉(でんぷん粉)が見事固まっています。
これを天日で干して3日間。
途中で乾燥したと思ったのですが、粉状にして見たらまだまだ湿っている様子。
再度天日にかけたのですが、何しろ粉状にしていますから、風に飛ばされぬよう細心の注意をし、入れたり出したり。
こちらはおからの様子。
まだまだでんぷんが残っていますが手作業の限界。
で、乾燥したでんぷん粉が完成!指で簡単に潰れるので、潰すと非常に細かい粒子になります。今回は袋に入れて叩いて潰し、ざるで擦ったのですがもっと細かく砕いて、もっと細かいふるいにかけたいところですね。
まぁ初めてにしたは上出来。
いっぱいあるタピオカ粉の利用方法
で、なんでタピオカ粉を作っているのか?
流行りに便乗したのか?
というと実はそんなことありません。
タピオカ=ジュースの下に入っている丸くてプニプニするもの
というイメージがあるかもしれませんが、
タピオカ=キャッサバ芋の別名(国によってキャッサバだったりタピオカだったり、芋の部分をタピオカとよんだりする)
なのでキャッサバ芋から取れた粉はタピオカ粉なんです。
そして私たちの利用方法は、ひとまず以前作って好評だった玄米ヌードルへの利用。
つなぎにでんぷんがいるのですが、この食べれるキャッサバ粉でできないか?一度実験して見たいと思います。
ひとまずはこのヌードルへの利用ですが、実はタピオカ粉の利用は実に多彩。
日本にいてタピオカ粉のお世話にならない人はほとんどいないでしょう。
うどんにもインスタント麺にもお好み焼き粉にも
パンにもソースにも唐揚げ粉にも
ビールの酵母副原料、水産加工品練りものとしても使われるというから驚きです。
表示を見て加工でんぷんと書かれていたらタピオカ粉の可能性があるらしいです。
他にも、製紙や化粧品、医療品にまで応用されているとのこと。
しかしそのタピオカ粉はほぼ全て青酸配糖体の多い種類から作られているというのも事実です。もちろん十分な処理をされているのでしょうが、不確かなものはやはりなるべく摂取したくないですよね。
そんなわけで、薬を使わない大地で取れた食べれるキャッサバでより安心してヌードルやお好み焼きを作って見たいと思います。
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