先日、生体の本を読んでいて「あぁ、これだ」と納得させられた文がある。
私たちは、例えばガンになったとき、基本的な対処は、その部位を「どうやって消去・切断するか?」という問いに迫られる。
しかしこの時、「どうしてガンになったのか?」という問いはあまり問われない。

この生体の本が曰く、
原因が解決しないのだからガンは再発する」
のだという。
そもそも免疫が落ちた状態なのでガンになるのであって、さらに免疫を落とす切除はがんおよびその他の病気の誘発を起こす。らしい。

断っておくけれど、私は医者でもないので、ガンの事を書きたいわけではないし、ガンがどうしたら治るのかなんてわからない。でも、
なるほど!結果のみ対処をするから再発するんだ
と、納得させられたので、少しそこに触れさせていただいたというわけだ。

蚊は沼地を綺麗にしないと発生し続ける

これをわかりやすく伝えられてたのがの例。
最近家に蚊が発生する。
殺虫剤をかけると蚊はもちろん退治できる。
しかしまた蚊が発生する。
殺虫剤をかけて退治する。
これを繰り返し続けるのが、今のガン治療なのだそう。
しかし、蚊も耐性ができてくると、殺虫剤も強くなる。
次第に殺虫剤をいっぱいすっていた私自身も体調を崩してしまう。

しかし、よくよく見ると家の裏に沼地ができ藪ができていた。
こちらを解決しなければ蚊は発生し続けるというわけだ。
逆にこの原因を解決してしまえば、蚊は発生しなくなる。

そんなの当たり前じゃん!
と思われたかもしれない。だけど、私たちが病気になった時、本当に正しく原因と向きあえていますか?

蚊の例はスキンケアにも当てはまる

この話を読んだとき、あ、これスキンケアにも同じことが当てはまるな。
と感じることとなった。
例えば乾燥肌の人。
乾燥肌なので、化粧水をかける。
一瞬は潤った気がする。
化粧品たちは本当に潤った気にさせるのがうまい!

しかし、実際は肌の水分とともに蒸発し、乾燥肌をさらに誘発してしまう。
乾燥するからまた化粧水をかける・・・
永遠に乾燥肌は回復しないどころか、どんどん乾燥肌は進行していってしまうかもしれない。

この場合、先ほどの家の裏の沼と藪はどこなのだろう?
使用感のいいスキンケアに惑わされることなく、一時的な潤いにまどわされることなく、その原因を探ってみることが大事なのだ。

原因は「洗いすぎ」と「過保護すぎ」

さて、私たちはというと、この原因を「洗いすぎ」と「過保護すぎ」という2点に注目しました。
あ、これはあくまでスキンケアにフォーカスした話です。
私たちの肌は、肌だけで出来ていません。だから、食べたものや運動の量、精神的なストレス・・・などなど様々な要因がかかわってきます。正直なところ、適度な運動をして、健康的な生活を送っていれば肌はみるみる回復していきます。良い汗ほど最良なスキンケアはないと思っています。

その大前提にたちながら、
「じゃぁスキンケアはどう考えればいいのか?」
を見ていきたいと思います。

スキンケアを考えるときに大事な事は
『基本的に人間のもともと持っている力で、肌は十分外敵からバリアし、乾燥を防ぐ力をもっている』
という大前提。

だから適度な運動をして健康な食で、ストレスのない生活をおくっていれば、体を洗うのは水(ぬるま湯)だけで十分。
ところが化粧をしたり、ワックスを付けたり、外部の空気環境が以前より多くのストレス物質(排気ガスにPM2.5,花粉に紫外線などなど)にさらされていることで、一日の終わりに洗顔や洗髪が必要となった現代。
ほとんどの現代人は水以外のもので洗う必要があるとも思う。
(湯シャンというものも一部では流行ってるけれど、実際には湯シャンだけだと現代の空気中の汚れの付着がとりきれず、毛穴が詰まって荒れてしまっている方が多いそうです)

さて、私たちはそんなことも含め、現代社会において洗顔やシャンプーが当たり前になりました。
しかし、本来はさほど不要だった「洗う」という行為が当たり前になりすぎて、執拗なほど洗ってしまう。より強い洗剤で洗ってしまう。それが現代の「洗う」という常識になっていしまっているのだと思います。

洗いすぎはご注意を!

しかし、洗いすぎると、本来もっていたバリア機能(外部からのストレス物質からのバリア・内部からの水分の蒸発のバリア)をどんどん壊す事にほかなりません。
バリア機能の代表といえば、角質、皮脂、そして常在菌。
菌と言われると嫌がられるかもしれませんが、数多くのナイトが肌を守ってくれていると思えば少し愛着がわきませんか?強い洗顔や洗いすぎは、このナイトたちに爆撃機をしかけているようなもんなのです。

なるべく優しい成分で
なるべく早く泡が切れて
それでいて、より綺麗になる。
余分な皮脂や角質まで落とさないで洗うことができたら、本来の肌の機能がどんどん回復していくはずです。

過保護すぎもご注意を

さて、もう一点の過保護過ぎという点ですが、やはり大前提は何もしなくても大丈夫という点です。

与えられればなにもしなくていいってのが人の性。肌も油がのっていると自分で皮脂を分泌しなくなってしまいます。だから本来もっていた人の力をなくしていくってのが過保護なスキンケアなんです。

それだけでなく、この過保護がダイレクトにダメージにつながることだって考えられます。
先ほどの化粧水の話もその一例。良かれと思って水分を足していたら、その水分が蒸発するときに一緒に肌の水分も蒸発させてしまうのだから、良かれと思ってやったことが裏目にでるなんてことも往々にしてあります。

それだけでなく、わざわざ浸透剤などを用いて、肌のバリアを破って、入れ込むことも多々。
で、その入れ込むものの中には、防腐剤や強力な合成界面活性剤なんかも入っていたりするわけです。
私が見ると、手当をしているようで、肌の奥にダメージを与えているとも見えてしまいます。

だから必要最低限のケアで十分なのです。
なるべく肌にダメージを与えない環境を整えながら、少し手助けしてあげる。見守ってあげる。
そうすれば少しの手助けも必要ない本来持っていた力がもどってきて、乾燥肌とおさらばできるかもしれません。

じゃぁどんな手当をすればいいか?って?
それを考えて作ったのがinSuiのケア製品ではあるのですが、皆様もいろいろと使われているものをもう一度よく見て、大々的な宣伝文句やさわりのいい言葉、

さて、本日はがんの治療が結果のみの対処療法で、原因を見つけていないってところから、スキンケアに当てはめて考えてみましたがいかがでしたでしょうか?
繰り返しになりますが、基本は健康な食と、適度な運動、ストレスのない生活この3点です。
そのうえで、スキンケアも肌にストレスのない生活をしてあげれば、より健康的な本来の肌に戻っていくのだと思います。

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